客室のドアに設置して、お客様の入室を識別するドア開閉センサーを会計くんに設定する方法です。
この方法では、Aqara製 P2の他に、Apple HomePod Miniがローカルネットワークごとに必要です。(メッシュWi-Fiルーターで、ホテルのローカルネットワークが一つになっている場合は、Apple HomePod Mini1台で全て賄えます。)
Aqara製 P2
Matterは、新しいスマートホーム IoT規格です。Aqara P2はMatterのThread通信メッシュネットワークを用いてデバイス同士の通信を行います。このためドアセンサー同士をBlueToothと同じくらいの距離感覚で設置して頂く必要があります。もし電波が届かずデバイスが応答なしとなる場合は、中間地点にデバイスを追加して頂くか、ボーダールーター付きのドアセンサー(例:スイッチボットのドアセンサー+ハブ2)を導入して頂く必要があります。
iPhone/iPadのホームアプリを開きます。
アクセサリを接続するときは、HomePod Miniが登録されているのと同じ家(ホームアプリ内の識別単位です。)に取り付けしてください。
右上の+ボタンを押します。
アクセサリを追加を選択します。
開閉センサーP2の説明書にQRコードが付属していますので、ホームアプリの
カメラ機能で読み込み、センサーを追加します。
この時センサーの名前は取り付けた客室番号にしてください。また会計くんに
設定した部屋番号の文字列と一致させてください。
(例:205号室にP2センサーを取り付け、会計くんの部屋の識別文字が205ならば、センサーの名前は205にする)
以上で、ドア開閉センサーの取り付けは完了です。
Threadネットワークは、メッシュWi-fiルーターのようにMatterデバイス同士でThread通信メッシュネットワークを構成して、お互いの通信、およびボーダールーター(今回の場合はHomePod Mini)と通信します。そのためMatterデバイスの数が少なかったり、Matterデバイス同士の距離が離れていたりすると、Threadネットワークが構成できずにMatterデバイスが「応答なし」と表示されます。
Matterデバイスが、Threadネットワークに参加できずに応答なしとなる場合は、いくつかの対処法があります。
ローカルネットワークが同一の場合
スイッチボットのデバイスですと、ハブ2がThread電波の届かない箇所は、Wifiでブリッジしてくれるためドア開閉センサーが問題なく動作します。前提としてHomePod Miniと同一ローカルネットワークにスイッチボットハブ2が接続されている必要があります。
例:スイッチボット ハブ2(ブリッジデバイス)+ スイッチボット ドア開閉センサー
メッシュWifiルーターと同じような仕組みでThread電波は通信します。そのためThread電波が届かないデバイスの場所までデバイスを適時配置することによって、Thread電波を届けることができます。ただし、Thread電波は見えないため、何台バケツリレーすれば良いかは実際にデバイスを設置してみないとわかりません。確実に対処する場合は、電波が届かない箇所は1のスイッチボットの組み合わせをおすすめします。