会計くんを新規インストールした際には、初期設定が必要です。
会計くんはクラウドデータベースへのデータの保存、各種機器への操作コマンドの送信にインターネット通信を使用します。初期設定を行うときは、安定したインターネット環境に接続して、iPhoneを充電ケーブルに繋いだ状態か、バッテリー残量が十分(80%以上)ある状態で実行してください。
新規に会計くんをインストールした際は、以下のアクセス権限の要求画面が表示されますので、許可を押してください。
許可しない場合、会計くんが動作しません。
(1)カレンダーへのフルアクセス
料金計算のために、iPhoneのカレンダーを使用するために権限が必要です。
(2)BlueToothへのアクセス
レシートプリンターを接続する際に権限が必要です。
(3)ローカルネットワークへのアクセス
レシートプリンターを検索する際に権限が必要です。
(4)カメラへのアクセス
客室の写真や、商品の写真を撮影する際に必要です。
(5)通知センターへのアクセス
端末間でデータを同期するために必要です。
間違えて許可をしないを選択した時は、iPhoneの設定アプリに会計くんの設定欄がありますので、不許可にした項目を許可してください。
(1)最初は各種データが登録されていませんので、左の表示になります。右上の歯車アイコンをタップして設定画面を開いてください。
(2)設定画面にある ホテル をタップしてください。
(3)ホテル情報の登録画面が開きますので、各項目を登録してください。
新規インストール時は、必ずこのホテル設定から開始してください。各種設定値にリンクする設定となるためです。作成しないまま他の設定を作成すると正しいアプリの動作にならない場合があります。
保存を押して登録しましたら、今一度ホテル設定を開いて設定が保存されていることを確認お願いします。
⭐️名前、住所、郵便番号、電話番号、メールアドレス、webサイトアドレス
これらの項目はチェックアウト時に印刷されるレシートに印字されるホテルの情報です。
⭐️Square Terminal Token、Square Terminal API Ver
クレジットカードリーダーを使用する時の設定項目です。この時点では空白で問題ありません。
⭐️NatureRemo Token
客室のチェックインに人感センサーを使用するときの設定です。この時点では空白で問題ありません。
⭐️車番撮影フラグ
端末のカメラで、写真を撮影して保存する機能を有効にするフラグです。
⭐️会計撮影フラグ
手動精算時に、違算が確認できるように端末のカメラで撮影して保存する機能を有効にするフラグです。
⭐️ios端末で注文
客室に置いた端末で注文を受けられる機能を有効にするフラグです。
⭐️支払い方法
前払い決済か後払い決済か画面を切り替えするフラグです。
⭐️GAS URL
スマートキーの監視機能を有効にする設定です。この時点では空白で問題ありません。
⭐️会員ポイント初期値
会員機能を有効にしたときに使用するポイントの初期設定値です。
(1)設定画面にある 客室 をタップしてください。
(2)新規登録時は客室が一つも存在しない表示になっています。
開いた客室設定画面の右上の+を押すと、新規の客室が作成できますので、+ボタンをタップしてください。
(3)開いた客室新規登録画面の、客室名を入力するところに任意の客室番号を入力お願いします。
例:201号室なら、201など
入力しましたら、右上の保存を押します。
保存を押しましたら、閉じるを押してください。
(4)作成した客室番号をタップして、客室の設定画面を開きます。
(5)客室の各設定を入力します。
入力後に、右上の保存を押してください。
⭐️客室番号
客室番号を変更できます。
⭐️部屋ランク
使用する料金設定を識別するための数値です。お部屋のグレードとなります。
⭐️入室灯のToken
スマート電球を操作するための設定値です。この段階では空白で問題ありません。
⭐️ ドアのToken、開錠パスコード1〜5
スマートロックを操作するための設定値です。この段階では空白で問題ありません。
⭐️フォトライブラリから選ぶ
会計くんの各種画面で表示する客室の写真です。
端末のカメラで撮影するか、一眼レフカメラ等で撮影した写真をiPhoneの写真アプリに取り込んでいただくと、写真アプリ内から写真を選ぶことができます。写真の比率は3:2ですと最適化されます。
(6)(1)〜(5)の手順を客室数分繰り返しますと、客室設定の作業は完了となります。
(1)設定画面にある 料金をタップしてください。
(2)新規設定時は、料金設定が一つもない表示となります。右上の+ボタンを押すと、一つ料金設定が作成されますので押してください。
(3)作成された料金設定をタップすると、編集画面へ移動します。編集したい料金設定をタップしてください。
(4)料金設定編集画面が開きましたら、各設定項目を編集してください。
変更後、右上の保存ボタンを押すと、設定値が保存されます。
⭐️ショートタイム終了(分)、休憩1〜5終了(分)
ショートタイムと休憩の切り替わり時間の設定値です。チェックイン時間を起点として、経過時間をチェックして料金計算します。
例:チェックイン時間が14:00の場合
ショートタイムに90、休憩1に100、休憩2に110、休憩3・・・と入力すると、
チェックインしてから90分間は、ショートタイム料金になります。90分1秒目から100分までは休憩1料金になります。休憩5まで階段状に遷移していきます。
⭐️深夜休憩終了(分)
強制宿泊が有効になっている、かつ深夜休憩が有効の時に、深夜休憩の料金計算処理が実行されます。分単位で入力してください。
⭐️フリータイム1開始(時間)、フリータイム1開始(分)、フリータイム1終了(時間)、フリータイム1終了(分)
フリータイムの開始時間と終了時間を設定します。
例:フリータイムが朝6:00〜夕方17:05の場合、以下の入力になります。
フリータイム1開始(時間)・・・6
フリータイム1開始(分)・・・0
フリータイム1終了(時間)・・・17
フリータイム1終了(分)・・・5
フリータイム2、宿泊1、宿泊2の各時間設定も同様に行なってください。
⭐️宿泊3滞在可能時間
いつでも宿泊モードボタンを押した瞬間から、お客様が滞在可能な時間です。
時間単位の入力です。
例:15時間滞在可能とする場合は、15と入力
この設定値は、サンコーモードの時に使用可能になります。
⭐️延長時間間隔
休憩・フリータイムや宿泊の滞在可能時間を過ぎた時に、何分おきに延長料金を請求するかを設定できます。
例:30分おきに延長料金を加算する場合、30と入力
⭐️日替時間
料金カレンダーのカレンダー設定が切り替わる時間です。
例:6と入力すると、朝6時に料金設定が切り替わります。
⭐️ショートタイム料金、休憩1〜5料金、深夜休憩料金、フリータイム1・2料金、宿泊1〜3料金、延長料金
各設定の料金です。単位は円です。
例:五千円の請求金額にする場合は、5000と入力します。
⭐️ショートタイム、休憩1〜5、深夜休憩、フリータイム1・2、宿泊1〜3の使用可否フラグ
各料金設定を使用するかしないかを選択することができます。
「この料金設定を使用する」をしないに変更すると料金設定が削除されます。
⭐️曜日設定・部屋ランク
料金設定の曜日を変更できます。
料金設定の部屋ランクを変更できます。
この二つを変更することで、各曜日の料金が自動設定されます。
特別日1〜3は設定なしでも問題ありませんが、その他は必ず設定を作成してください。作成しないと、該当の曜日になった時に料金設定ができず、請求金額が0円になります。設定する文字列は以下の文字列を入力してください。土曜日など別な文字を混ぜたりすると識別しなくなります。
平日
金曜
土曜
日曜
祝前
祝日
特別日1
特別日2
特別日3
該当する部屋ランクと曜日の料金設定を全て作成したら、料金設定は完了です。
(1)設定にある 割引券をタップしてください。
(2)新規設定時は、割引券設定が一つもない表示となります。右上の+ボタンを押すと、一つ割引券設定が作成されますので押してください。
(3)割引券設定を一つ新規作成すると左の画面になります。割引券設定を利用しない場合でも、割引なしの設定を作成する必要があります。
以下の項目を埋めてから、右上の保存ボタンを押してください。
⭐️割引券の項目を入力してください。
この項目は割引券の名称になります。最初は「割引なし」を作成してください。2つ目の設定以降は任意の割引券の名称を入力してください。
⭐️割引の種類
割引処理を、金額で割引か%で割引か設定できます。「割引なし」の設定を作成するときは、割引額を選択して、割引額を0にしてください。
その他例:
%割引にする場合、割引を率にして50と数値を入力すると50%割引券になります。
⭐️有効期限(月単位)
割引券の有効期限を発行日から月単位で印刷できます。
割引なしの設定を作成するときは、1と入力してください。
例:2ヶ月有効なら2と入力
⭐️配布日(カンマ区切り)
チェックアウトの際に、毎月 割引券が印刷される日を設定できます。
例:毎月1日、10日、20日、30に割引券を配布する場合以下のように入力してください。空白や他の文字列を混ぜるとエラーになります。
1,10,20,30
⭐️割引券の配布有無
割引券を配布するかしないかを決定するフラグです。割引なしの設定を作成するときは、OFFに設定してください。
(4)必要な割引券の設定を作成し終えたら、割引券の設定は完了です。割引券を使用しない場合でも割引なしの設定は作成をお願いします。
(1)設定画面を開いて、注文ボタンを押します。
(2)受信した商品の画面が開きますので、右上の歯車アイコンを押します。
(3)商品登録ボタンを押します。
(4)商品登録画面が開きますので、各項目を入力した後に「更新」ボタンを押してください。
⭐️商品名
商品の商品名です。商品名の前の通し番号を入力しておくと、商品注文の際に検索画面で番号を入力すると絞り込み検索が容易になるためおすすめです。
例:
1.カレーライス
2.おにぎり
⭐️商品カテゴリ
客室の注文画面の際にタブごとの並ぶ商品の大分類のタグです。
⭐️商品の説明
商品の説明画面です。料理などの詳細説明に用いられます。
⭐️タグ
客室の注文画面の際にタブごとの並ぶ商品の中分類のタグです。
⭐️価格
商品の価格です。注文した後に料金計算に使用されます。
⭐️商品の写真
会計くんの各種画面で表示する商品の写真です。
端末のカメラで撮影するか、一眼レフカメラ等で撮影した写真をiPhoneの写真アプリに取り込んでいただくと、写真アプリ内から写真を選ぶことができます。写真の比率は3:2ですと最適化されます。
登録する商品を全て登録すると、商品の初期登録作業は完了です。